「ソロ活」という言葉を耳にしたことがあるという方は多いのではないでしょうか。
一見すると一人で過ごすさみしい時間というイメージがありますが、ソロ活は一人でも充実した時間を過ごす活動を意味しており、非常にポジティブな言葉です。
今回は、ソロ活について詳しく解説するとともに、ソロ活のメリットやデメリットにも触れていきます。
ソロ活について
近年、「ソロキャンプ」「一人飯」「おひとりさまツアー」など、一人で楽しむ動きが注目されるようになりました。このように一人の時間を充実させることをソロ活といいます。
従来は「一人＝さみしい」という考え方が主流であり、「ぼっち」というネガティブな意味を持つ言葉が使われるケースもありました。しかし、ソロ活」が浸透しつつある昨今、一人で過ごす時間に魅力を感じて、より充実させたいと行動する方も少なくありません。
また、ソロ活を楽しむ人を受け入れる施設も増えています。例えば、飲食店の中には、一人で訪れるお客様に向けたスペースを確保したり、お客様同士が適度な距離を保ちやすい工夫をしたりする店舗も少なくありません。
ソロ活のメリット
ソロ活にはさまざまなメリットがあります。一人で過ごす時間を持ちたいけれど、不安があるという方はメリットを把握するとチャレンジしやすいでしょう。ここではソロ活のメリットを3つ解説します。
自分のペースで楽しめる
複数人で行動を起こす場合、それぞれのペースを考える必要があります。互いの意見を尊重しながら過ごす時間も楽しいものですが、あまりにもペースが合わないことがあると人間関係を損ねる可能性も否めません。
その点、ソロ活は自分のペースを楽しみながら行動できます。例えば、じっくりと美術鑑賞をしたい時には、同行する人がいないため一日中美術館で過ごしても問題ありません。また、お昼だからといってランチをする必要もなく、自分のタイミングで食事を楽しめるのもソロ活の喜びといえるでしょう。
他人に気を使う必要がない
ソロ活の魅力として、他人に気を使う必要がない点も挙げられます。友達や家族と行動する場合、いくら関係性が良好で打ち解けている間柄であってもある程度気を使うものです。また、気を使っているつもりはなくても、一人になった時に気疲れをしている自分に気づくこともあるでしょう。
一方で、他人と干渉し合わないソロ活は、他人に気を使わずに自分の時間を楽しめます。誰かの好みに合わせたり、同行した人の帰宅時間を気にしたりしなくていいので、気楽に過ごせる点はソロ活だからこそ得られるメリットです。
自分と向き合う時間が持てる
ソロ活のメリットは、単純に一人時間を楽しむだけではありません。他人がいるとなかなか得られない「自分と向き合う時間」を確保できる点も魅力です。
日々、仕事や生活に翻弄されていると、なかなか自分自身の内面を知ることはできません。しかし、ソロ活であれば、自分自身と対話しながら次の行動を決める必要があります。ソロ活を進める中で、自分でも気づかなかった思考や好み、強み、弱みなどを知るようになるでしょう。その結果、自分の人生を自分自身で歩いている感覚が得られ、自己肯定感も上がります。これまで、誰かの意見に左右されることが多かった人にとっては、大きな変革になるかもしれません。
ソロ活のデメリット
メリットの多いソロ活ですが、注意しておきたいポイントもあります。デメリットを理解して、ソロ活にチャレンジする際の参考にしましょう。主なデメリットを2つ紹介します。
人目が気になる
これまで単独行動が少なかった場合、ソロ活をはじめた当初は人目が気になるものです。周囲の会話が自分に向けられているのではと感じることもあるでしょう。気にする必要のない視線まで意識してしまうケースもあります。
しかし、人は意外と他人のことを気にしていないものです。ソロ活を行うに連れて、だんだんと人目が気にならなくなり、気がつけば堂々と過ごす自分に出会えるでしょう。
だらけてしまう可能性がある
本来、ソロ活は有意義なものです。複数人では得られない貴重な自分時間を得られる活動であり、せっかくチャレンジするなら自分を癒したり成長させたりする行動をとるべきでしょう。
しかし、一人になるとついだらけてしまう可能性も否めません。ソロ活だからといって、毎日家でゴロゴロしていても成長は期待できないでしょう。ソロ活を行う意味を理解し、より充実した日々を送るように意識することが大切です。
ソロ活をする上での留意点
一人だからこそ得られる有意義な体験ができるソロ活ですが、留意点を抑えておかなければ逆効果になる可能性があります。以下に挙げるを抑えて、より楽しくソロ活を楽しみましょう。
安全面を意識する
ソロ活は、名称の通り一人で行動することであり、場合によっては危険を伴います。例えば、人通りの少ないエリアや夜道を一人で歩いているときに、万が一事故や犯罪に巻き込まれてしまうと、すぐに救助してもらえない可能性があるでしょう。また、自然を堪能しようとなれない登山をしたり海水浴場ではない場所で泳いだりすることも避けなければなりません。
安全にソロ活をするためには、活動する状況や場所を選ぶ必要があります。また、盗難の危険性もあるので貴重品の扱いにも注意しましょう。
健康に配慮する
充実したソロ活は、心身の健康があってこそできるものです。寝不足の状態でソロ活を行なっても、体調が悪くなるだけで有意義な時間は過ごせません。また、無理をしてソロ活を進めて、精神面に負荷をかける可能性もあるでしょう。心身ともに楽しく快適にソロ活をするためにも、体調や精神状態に合わせた活動をすることをおすすめします。
まとめ
ソロ活は、人生を豊かにする行動のひとつです。特に、これまで一人で行動する機会が少なかった人にとって、ソロ活は新しい自分を発見させてくれるかもしれません。今回ご紹介した注意点を踏まえながら、安全に楽しくソロ活をはじめてみませんか？
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